ケーススタディー:リーダー

2009/11/07

私のお気に入り授業(Management of Software Engineering)の最近のテーマは「Managing Technical People, Leadership, and Teamwork」。
いわゆるギークな人たちをどうやってリードするか?という人間的なテーマで、「あるある」とうなずいてしまう面白いテーマです。
リーダーにもいろいろなタイプがあり、例えば非常に独裁的タイプとか、励ましタイプとか、民主主義タイプとかあって、それぞれのタイプをプロジェクトやチームメンバーの特性に応じて使い分ける必要がある。
この引き出しをいっぱい持っておくことが必要。
特にギークな方々相手だと押し付けたりやたら鼓舞したりするのはダメ、みたいな感じです。
当たり前のようですがいざ読んでみるとやっぱり面白いです。

さてこのテーマで来週期限のHBRケーススタディがあるのですがこれがまた面白く、
「民主主義的なリーダー(みんなの意見を尊重)率いるチームにシニア技術者が2人いて、どちらも自分の知識と技術を信じて疑わず、大人げなく意見を対立させてチームの生産性を落としている。(いろいろ細かい描写があるのですが、1人のほうが若干理性的で静かなタイプ、もう1人はやたら口が達者でいつも新しいことをやろうとするタイプ)この状況を30日で解決させてチームを軌道に戻すために何をすべきか?」
というもの。

これはグループ課題なので友達とディスカッションしたのですが…、
私の思いついた解決策は、例えばリーダーがもっと独裁的になるよう監視するとか、理性的な方の技術者に「下手に出てやってくれ」って相談するとか、チーム内に1人仲裁役を置くとかといった無難なものばかりだったのですが、アメリカ人の発想は全く違うところから始まって
「まずはリーダーをクビにしないと始まらない」
というもの。
うーん、日本って温かい国なんだなぁと改めて思った一件でした。

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