ピッツバーグに帰ってきました。明日から新学期です(T_T)
また忙しくなってしまうので、その前に冬休みの日記を残しておこうと思います。
スペインではバルセロナ、マドリッド、アランフェス、トレド、コルドバ、グラナダと色々な場所を見て来ました。
このヨーロッパ旅行は基本的に全く天気に恵まれなかったのですが、バルセロナではほとんどが天気が良い日で非常にラッキーでした。
バルセロナはガウディ建築三昧。
サグラダ・ファミリアは非常に有名ですが、実際に行って見てみると、神を賛美するためにこんな建物を作ってしまう人間のパワーに圧倒されます。
バチカンのサンピエトロ大聖堂もそうですが、完成まで100年単位で進める建築計画って気が遠くなりますね。
ちょっと話が逸れますが、この旅行中にダビンチコードを買って読んでいたので、それを頭に置きつつ聖堂を見ているとますます興味深かったです。
ダビンチコードは「キリスト教は様々な嘘(キリストは神の子とか聖書は天からの贈り物とか)をついて自らの絶対性を誇示し、権力を振るってきた」みたいな話が展開されていて、まぁそのうちどこまで本当なのかは分からないのですが、少なくとも宗教とは人間が作ったものであり、ある意味作り話なんだという点は真実だと思います。
とはいえ、その作り話を世界中の人が信じ、救われているというのも事実なんですよね。
そしてこんな建物を作ってしまうエネルギーが湧くのか、人間ってすごいな…と感じ入ってしまいました。
さてガウディはサグラダ・ファミリア意外にも多くの建築物をバルセロナに残しています。
個人的にはカサ・バトリョ(真ん中の建物)がとても気に入りました。
ガウディが建築の中に自然の洞察を取り入れているのがよく分かりました。
バルセロナに行った際にはぜひ見てみてください。
他にもミロやピカソの美術館に行ったり、海に行ったり繁華街をうろついたり、と非常に楽しい街でした。
バルセロナ超おすすめです。
マドリッドでは美術館巡りと王宮観光をしました。
美術館にはスペインの有名画家(ゴヤとかエル・グレコとか、ピカソやダリ、ミロなど)の絵が沢山飾ってありました。
音声ガイドを聞きつつ絵を見ていると、絵ってその時代の背景や画家の精神状態がとてもよく表れているんだな~と分かって面白かったです。
あと、スペインって美術館以外にも王宮とか教会とかに有名画家の絵が残って飾られてるケースが多くて、そういう絵は美術館で見るより迫力があるように思います。
マドリッドの王宮にもゴヤの絵がいっぱい飾ってありました。
さて、マドリッドはスペイン内の新幹線網の中心になっていて、そこから色々な街にプチ旅行に行きました。
まずアランフェス。
ここにはスペイン王家の避暑地になっていた王宮があります。
写真禁止だったので写真はないのですが、ものすごく綺麗!!
部屋ごとにテーマがあり、各部屋で壁の装飾、家具、カーテンの色、何から何まで豪華に調和していて圧倒されました。
こういうお城とか王宮に行くと、いつも「ここで本当に人が暮らしてたんだなぁ」ってしみじみします。
トレドは石造りの要塞都市で、迷路みたいな街で地図が全く役に立ちませんでした。
ここのカテドラルにはエル・グレコの絵が沢山残っていて、特にキリストが貼り付けされる直前の絵がとても迫力あって良かったです。
コルドバとグラナダはアンダルシアと呼ばれるスペイン南部にある小さな街なのですが、スペインの歴史を感じさせる良い街でした(行くまでスペインの歴史なんて全く知らなかったのですが…)。
イスラム文化が栄えた後にキリスト教に支配され、しかしイスラム教徒達は隠れて暮らし続けたという歴史が王宮や教会や街並みに残っていました。
特筆すべきはやっぱりアルハンブラ宮殿とフラメンコです。
アルハンブラ宮殿から市街を見ていると、ここがイスラム勢力最後の砦になって最終的な戦いの場になった時に、宮殿の人たちはどんな思いで街を見ていたんだろうなぁなんて感じました。
フラメンコは本当にすごかった。言葉では言い表せません。
スペインが情熱の国と言われる理由が分かります。
何というか、日本が日本舞踊とか演歌とかを生み出してきた一方でスペインはこんな激しさをフラメンコで表現してきたんだな~と感動しました。
スペインに行ったら絶対に本場フラメンコを見るべきです!!
スペインで見た建築物や美術・芸術を総括して、スペインって本当に活気があって色彩に溢れる国です。
個人的にはとってもスペイン気に入りました♪